ニュースレター（2019年クリスマス）

神なるキリストの潔白の子どもの皆さまへ

お手紙やカード、励ましのお言葉、また、メッセージへのご支持の表明をありがとうございます。ミサをお願いしてくださる方もいらっしゃいます。教会内でのイエス様の主の潔白のミッションには、力強い助けです。主の潔白トラスト（Divine Innocence Trust）の仕事は恵みに頼っており、わたしたちが続けてこられたのも、皆さまの寛大さのお陰です。皆さまが忠実に、長年にわたり主の潔白のメッセージを伝えるという愛のわざを実践してくださっていることを、神に感謝しております。お陰様で主の潔白のメッセージは、より広く知られ、生きられるようになってまいりました。開かれた知性と良い心があり、この素晴らしい恵みについて公正な態度で聞いてみようという方がいらっしゃるならば、どうぞ告げ知らせ続けてくださいますようお願いいたします。

各国で国土の上に刻む十字架のしるしの行進を計画してくださった方、そして参加してくださった方、ありがとうございました。これによって主が与えてくださった大いなる祝福は、主がお望みの時に見せてくださり、わたしたちはきっと驚くであろうと確信しております。

さらに多くの方が、この償いでありキリスト者の証しのわざ（訳注：である夏の十字架行進）に、参加・協力してくださるよう、お祈りをお願いいたします。この愛徳のわざは、わたしたちのあがないのしるし（訳注：である十字架）と、秘められたる神秘の御傷の聖母の力強いお執り成しを一つにするものです。

この待降節に、メッセージで求められているイエス様とマリア様のご要望にお応えして、認可されたカトリックのカテキズムの学びを始められることを、皆さまにおすすめしたいと思います。聖ヨハネ・パウロ2世教皇時代に発行された『カトリック教会のカテキズム』、あるいは2005年に教皇ベネディクト16世が認可した『カテキズム 要約（コンペンディウム）』が理想的です。たとえ一日に10分でも、週に１時間でも、定期的で体系的な学びに取り組むという固い決意を示してみてください。聖霊の照らしを願ってください。可能であれば、学びの一部をご聖体のみ前で行ってください。わたしはカテキズムの本の余白やノートに、メモをしたり自分のコメントを書いたりします。心に残った文や記憶しておきたい箇所には、下線を引いておきます。イエス様と共に聖家族の中で、信仰の旅を楽しんでください。このニュースレターの４ページ（英語版）にある待降節の学びのススメから始めてみてはいかがでしょうか。

聖家族のふさわしい一員として生きるコミットメントへの招きの重要性を、わたしは強調してもし過ぎることはありません。あなたが恵みに協力するならば、成聖のための素晴らしいトレーニングの扉が開かれます。すでにこのステップを踏み出していらっしゃるならば、その目標を更新して、聖家族の修練におけるトレーニングで成長するという固い決意をもって努力されることを強くおすすめします。聖家族の修練についての理解を増すために、まず、聖霊があなたの知性と心を開いてくださるように願ってください。それから、メッセージをよく読み、あなたの生活の中でそのメッセージが生きてくるようにと祈ってください。

この招きを最初にイエス様と聖なるご夫妻（訳注：聖マリア様と聖ヨセフ様）からいただいて、聖家族そのものの生きたメンバーとしてコミットするようにと招かれたとき、これがわたしたちの人生にどれほどの影響を与え、生き方を改善させてくれるかを、わたしたちは十分に理解していませんでした。カトリックのクリスチャンとして生きるのに、聖家族の修練以上に安全な場所はないとイエス様は仰せられました。それはわたしたちをより良い人にし、より良いカトリックのクリスチャンにする助けとなる以外の何物でもありません。

わたしはジュエリーやその他のクラフト・デザイナーとして、あるいはその他どんな分野でも、熟練し、また、知識を発展させるためには、トレーニングと練習が不可欠だと理解していました。そして、原型（オリジナル・デザイン）が最も求められていることも理解しています。

全能の神は究極のデザイナーです。創造における驚くべきデザインを見るだけで、この真実を知ることができます。人類家族の驚くほど完全なデザインが、聖家族において明らかにされました。聖家族の修練は、成聖のためのトレーニングであり、女としてまた母性としての女性の役割の完成のためのトレーニングであり、（司祭も含めた）男としてまた父性としての男性の役割の完成のためのトレーニングです。これは結婚していても、していなくても、修道者でも司祭でも、当てはまることです。

このクリスマス、わたしたちの聖母マリア様が皆さまに母性的祝福を与え、聖ヨセフ様が皆さまを護り、聖なる幼子イエス様がいつも共にいてくださいますよう、特別にお祈りさせていただきます。

　 マザー・パトリシャ　 2019年クリスマス

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12月29日（日）聖家族の祝日

意向（訳注：「聖家族の修練」に、将来的にコミットメントをしたいという意向）

この12月、聖家族の祝日に、聖家族へのコミットメントをまだ、しておられない方は、最初の一歩を踏み出すことで、イエス・マリア・ヨセフ様方の特別なお世話の元に入ることを考えてみられてはいかがでしょうか。赤ん坊の最初の歩みと同じで、不安定で、よろめくこともあるかもしれませんが、聖家族にコミット（献身）して、より良いカトリック信者になりたいという望みがほんの少しでもあるならば、12月29日に霊的にその意向を立てて、聖なるご夫妻の手をとり、より深いコミットメント（献身）へと導いていただいてはいかがでしょうか。

コミットメント（訳注：「聖家族の修練」への正式のコミットメント）

コミットメントへの意向の申込書をすでに提出されている方で、今回は正式にコミットメントをしたいと望まれる場合は、これが荘厳で生涯をかけてのコミットメントであると述べているメッセージをお読みになると良いでしょう。同時に、この修練に入るにあたり、これは完全な人のためではなく、訓練の期間であると認識することも大切です。義務を果たすために熱心に努力することは大切ですが、より大切なのは、心の姿勢と確固たる目的意識です。中心課題は「あなたは成聖の道を歩む人生にコミット（献身）するつもりがあるか」ということです。

コミットメントの更新（訳注：毎年行う「聖家族の修練」へのコミットメントの更新）

コミットメントをすでにしている方は、待降節に時間をとって、そのことを黙想してみてください。一日でも、半日でも良いですから、黙想会に行く予定を立ててみてください。聖家族の修練に最初に入ったときから受けた数々の恵みを思い起こしてください。あるいは、過去一年間の恵みでも構いません。聖家族に感謝してください。義務と、それを行おうとした自分の姿勢をよく吟味してください。おろそかにしたり、実践するのが難しかった分野があれば、さらにコミットする決意を固めてください。ただし、皆さまそれぞれの状況に応じて、思慮をもって行ってください。待降節から始めて、新年の抱負にしてください。聖家族の修練に焦点をあてて述べているメッセージを読みましょう

コミットメントの意向、正式のコミットメント、そして、更新のフォーマットは、主の潔白のウェブサイトhttp://divine-innocence.org/Commitment%20Ceremony.pdf（英語）または、本部から直接入手できます。

12月29日（日）の聖家族の祝日のミサの聖なる犠牲（いけにえ）を通して、ご自分のコミットメントを捧げてください。今年コミットメントをされる方で、聖家族のスカプラリオをお望みの場合、待降節第二主日までにこちらにお知らせください。意向・コミットメント・更新のいずれの場合でも、本部に申込書を送り、お知らせくださるよう、皆さまにお勧めいたします。（このニュースレターに申込書が入っています）コミットメントについて更に情報が欲しい方、ご質問のある方は、スバッシュまでお問い合わせください。メールアドレスはenquiry★divineinnocence.org、電話番号は07831597866です。（訳注：日本ではseibono.onkizu817★gmail.comまでご連絡ください。★を@へ変換してメールを送ってください。）

以下のメッセージは、コミットメントによって主の潔白の道を歩むことに対するマリア様のご指導と励ましです。

1996年9月14日、アイルランド、コーク市、スプリングマウントにて、「主の潔白の道」の歩み方

マリア：主の潔白の道は、わたしの子ども達にとって安全な生き方の道です。これは、あなた方の救い主が、あなた方のために開いてくださった道です。おん子に従いなさい！

聖家族の修練に献身（コミットメント）をするときの、あなた方の義務と務めを一緒に見てみましょう。

良心の究明と総告解：これによって、あなたは聖なる土地、すなわち聖家族の汚れなき地、新しいエデンの園に足を踏み入れる準備ができます。告解により、あなたは恵みを運ぶ清い道具となります。頻繁（ひんぱん）に告解することにより、あなたは潔白（純真無垢であること、清さ、汚れの無さ）の美しさに対して敏感になります。

聖なるミサの犠牲（いけにえ）：天のパン（あなたの主のおん体、おん血、ご霊魂、ご神性）を、ご聖体への信心と礼拝をもって受けないならば、一体どうして生きることができるでしょうか。

聖体大学（ご聖体のみ前での学び）：ご聖体としておられるイエスと、深く親密な関係を築きなさい。おん子はあなたに大いなる恵み、ご自分のご聖体のみ心の数々の宝を与えてくださいます。

聖体メダイ：あなたのご聖体の王への愛のしるしとして、このメダイをつけなさい。これは、あなたの霊魂の「鴨居（かもい）に塗られた血」のしるしです。これは大いなる護りとなります。

み言葉（聖書）：聖書と聖務日課の中にある神の言葉を学ばないならば、どうしてあなたのうちでみ言葉が肉となることができるでしょうか。

聖ベネディクトの戒律：聖ベネディクトは、主の潔白の保護の聖人（聖ベネディクト、聖フランシスコ、聖アントニオ、聖ゲルトルーディス）がその生き方と著書の中で『愛の歌』を歌ったのと同様に、彼の戒律の中で『愛の歌』を歌いました。彼らの著作と人生を学びなさい。

カテキズム：あなたにとってカテキズムの学びは、命に関わるほど重要です。ああ、わたしの子ども達、この信仰、この祝された信仰！あなたの信仰を愛し、学びなさい！あなたの信仰を学ぶ以上に偉大で役立つ学びがあるでしょうか！日々、あなたが信仰を学ぶならば、とりわけご聖体に現存されるあなたの主のみ前で学ぶならば、あなたの目の前に次々と、より大いなる歓喜の驚きが解き明かされてゆくことでしょう。

日々、信仰を深めるならば、どんな攻撃もあなたの信仰を揺るがすことはできないでしょう。

この特別な恵みは、イエスとあなた方の天の母と聖ヨゼフのメッセージによって皆さんに伝えられました。

そこには、生涯をかけての訓練である、修練（訳注：聖家族の修練）があります。あなたの才能がどんなものであろうと、あなたの仕事（職業、天職）をご聖体のみ前に持っていらっしゃい。あなたはそれを、神の栄光と教会の建設のために用いることを教わるでしょう。その過程において、大きな個人的達成感も得られるでしょう。喜びに次ぐ喜びが、あなたのものとなるでしょう。

世界は、わが神なるおん子が全人類（芸術家、医者、弁護士、母親、父親、司祭、宣教師）に与えようとしておられる驚くべき宝のふたを、まだ開いていません。あらゆる職業は、ご聖体のみ前で花開くでしょう。

取り戻された潔白という、この祝福されたメッセージをもってわたし達が来たのは、あなた方が新しいエデンの園を見出して喜ぶことができるよう手助けするためなのです。

このメッセージは、教会、家庭生活、宗教生活、全社会を新たにするためのものです。喜びに次ぐ喜びが、あなた方を待っています！わたしの母性的祝福を与えましょう＋。

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幼子殉教者の祝日（12月28日）

最初の幼子殉教者の同志殉教者として、産まれる前に殺された幼子たちを思い出してください。

ミサ聖祭にあずかり、教会内で十字架の道行き「いやしと痛悔の道」をしてください。堕胎の犠牲者のためにキャンドルに火をともして追悼してください。お近くの「つぐないの行進」にご参加ください。あるいは、ご自分の地域で二つのカトリック教会間を結び、十字架の道行き「沈黙の道」を黙想する「つぐないの行進」をはじめてください。赤い花と白い花をもって行進します。白は純潔、赤は殉教を表します。できる方は裸足で歩き、神の聖なる潔白に反する罪へのつぐないとしてください。これは天が願われたことです。産まれる前に幼子を殺すというこの恐るべき罪に対する神のあわれみを、イエス・キリストを通して願うための、この単純かつ沈黙で謙虚なわざを、天はお望みになっているのです。十字架の道行きの祈りが必要な方はお問い合わせください。（訳注：主の潔白版の十字架の道行きがありますので、こちらをご覧ください。）。

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以下のメッセージでは、つぐないの行進がどれほど重要であるか、そして、天がどれほどこのつぐないの行進の価値を評価し、わたし達の努力に頼っているか（それがどれほど小さなものに見えようとも）が示されています。可能であれば、幼子殉教者の祝日と大天使の祝日、そして初金曜日には、サービトンを巡礼で訪れ、「つぐないの行進」に一緒に参加してください。それができないようでしたら、ご自分の地区で始めてくださいませんか。最初のつぐないの行進はたった2人（マザー・パトリシャとキティー）でした。

2010年2月５日、初金曜日の「つぐないの行進」（抜粋）

……

パトリシャ：その後、つぐないの行進の直前にマリア様が再びおいでになりました。聖母は美しい衣をまとい、女王にふさわしいお姿です。

マリア：このように人数も少なく、無力な者たちが、この力強い恵みを世にもたらしたと、一体誰が信じるでしょうか。今日、神の母であるわたしが、あなた方のこの「つぐないの行進」に同伴します。あなた方の人数が少ないからといって、あなた方の受ける恵みが少ないとは思わないでください。あなた方は、つぐないによって偉大な水門を開くのです。そこから数えきれない恵みが流れ出て、天の全ては神の選びを喜び、驚くことでしょう。あなた方は祝福された霊魂です。忠実であり続けてください。多くの者の運命は、あなた方のつぐないにかかっています。このつぐないは、大いなる愛徳のわざです。

パトリシャ：皆は「新しい幼子殉教者の賛歌」を歌っていました。

マリア：いつの日か、全教会があなた方の、賛美と感謝と愛の偉大な賛歌に加わることでしょう。あなた方が信じ、忠実であり続けたからです。ごらんなさい。

パトリシャ：ナザレの家の上空には天使と聖人の大群と、産まれる前に死に追いやられた数多くの殉教（証し）の幼子たちがいます。

マリア：来て、ともに償（つぐな）いをしましょう！

著作権：パトリシャ・デ・メネツィズ（ 試訳）、2020年3月6日（初金）