祝福の十字架行進とは

 わたしたちは自分の国に(訳注:聖母行進によって)十字架のしるしをする時、神の祝福とご保護を願うことになります。また、わたしたちは「秘められたる神秘の御傷の聖母」という称号のマリア様を、特に8月17日に告げ知らせるようにとも言われています。8月17日は、イエス様が教会に「秘められたる神秘の御傷の聖母(ひめられたるしんぴのおんきずのせいぼ)」という称号でマリア様を誉めたたえてほしいと願っておられる日です。同時にこれはすべての深刻な罪、とりわけ堕胎の罪のつぐないのためにも行われます。堕胎(中絶)によって、社会も教会も本当に傷ついています。

 8月17日には、できる限りのことをして、マリア様を誉めたたえてください。秘められたる御傷の聖母のご絵を、お友達や宣教会などに差し上げたり送ったりしてはいかがでしょうか。マリア様のお姿の前で他の方たちも一緒にロザリオを唱えても良いでしょう。家の窓辺にマリア様のご像を飾ることもできますね。

 ご自分の国に十字架のしるしをするために、どんなことでも結構ですから手助けしてくださるとありがたいです。8月17日までの数日間と、当日に行います。これによって、皆さまの国に大きな恵みが注がれます。初めか終りにミサに与れるならば、素晴らしいです。十字架行進の主要ルートから離れている場合は、その行進に心を合わせて、ご自分の地域にある二つの教会間を行進することも可能です。神様は、皆さまが困難な状況にあっても、大いなる愛をもって行うすべてのことを見ておられ、特別な恵みで祝福してくださいます。

 全国規模で十字架のしるしを計画したり、それに参加したりすることができなくても、地域限定で構いませんので、できるだけのことをやってみてください。ご自分の地域でカトリック教会を四つ選び、十字のしるしになるよう移動してください。必要であれば、離れてしまった兄弟たちの教会の建物も、途中に入れてみてください(訳注:十字架のしるしは経由地点も含めて、真っすぐでなくて構いません)。すべてのキリスト者は、キリストの十字架を誉めたたえることにおいて一致できるはずです。

 天は上から十字架のしるしを見ており、それが行われる国では、そのしるしが土地に焼き刻まれると、イエス様はおっしゃいました。イエス様は、わたしたちが自分自身に十字架のしるしをする時も、わたしたちに天の光でしるしが刻まれることを示してくださいました。この十字架のしるしは、カトリック信者として最初に教えられる祈りの一つであり、聖三位一体を呼びくだし、洗礼を思い起こさせるものです。ご自分の国に刻む十字架のしるしのためにどんなことでも構いませんのでお手伝いしてくださるならば、キリストの死と復活の力にご自分も与るのだと確信してください。ご自分の祖国に救いのしるしをするのですから。天がこれを見ているならば、もちろんキリストとキリストの教会に反するわざをなしている霊的権勢もこれを見ているはずです。彼らにとっては、キリストが彼らすべてをすでに征服しているという警告になります。

以上 主の潔白の家族ニュースレター(2019年 夏)より

けがれなき神の家族

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